航空自衛隊入間基地警備犬
入間基地警備犬K-9
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正式名称
中部航空警戒管制団・基地業務群管理隊 警備犬管理班
航空自衛隊入間基地警備犬管理班
警備犬K-9
航空自衛隊の警備犬の犬種は「ジャーマンシェパード・ドッグ」「ベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノア」「ラブラドールレトリバー」の3種が中心
入間基地では警備犬を各地の空自基地に配置するほか、相棒となる自衛官「ハンドラー」の養成も担っています。
航空自衛隊は基地などの警備を行う「警備犬」を約150頭、全国の各基地に持っている。この中で「人のにおい」を検知する訓練を積み、航空自衛隊が定める検定試験に合格した犬が「地域捜索犬」として登録される。この中からさらに、国際救助犬連盟(IRO)が定める基準を満たした約10頭のみが、今回熱海で捜索に当たったような「災害救助犬」として活動しています。
災害現場で活動する救助犬は難関をくぐり抜けた“エリート犬”だと言える。
航空自衛隊は、警備犬を各基地で訓練するのではなく、入間基地の警備犬管理班で実用に耐えるレベルまで訓練し、各基地に配置する体制を取っています。各基地では実地訓練だけを行っているのです。入間基地は全ての航空自衛隊警備犬のふるさとになります
一方、災害救助犬の場合、活動する現場では自衛官の他にも警察や消防など様々な人が活動しています。倒壊した建物に入って行く必要性からリードを外している場合も多くあります。そのため、ハンドラー(警備犬を扱う隊員)以外の人に攻撃することなどないように、誰にでも慣れていなければならないのです。
入間基地の警備犬管理班と協力する米軍横田基地の憲兵隊「K-9」(米軍では警備犬およびその部隊をK-9と呼称しています)は、実質的に「師」といえるほどの高い能力を有していますが、基本的に警備犬としてのみ訓練・活用されています。
現在の訓練は、2018年に航空自衛隊が独自に作り上げた資格検定内容を軸に、ハンドラーとの基本的動作を習得する「服従」に加え、「人員捜索」「爆発探知」「警戒」と目的ごとの内容に分かれて行われています。
基地を見張る「番犬」から警備、災害派遣も行う存在に
入間基地で一括調達し、民間訓練士らの元から1~3歳時に入間基地に来て、基本的な訓練をした後、全国に配備しています